舌が白い
朝起きた瞬間から口の中が気持ち悪い。
口の中がカラカラ。
逆にネチャネチャ。
そんな時に口の中を開けて舌を見ると舌が白い!
舌苔とは?
皆さん鏡で舌をよ~~~く見てみてください。
するとわかると思いますが舌全体は滑らかなのではなくブツブツしていますよね?
これは味を感じる為にある舌乳頭という突起物なんです。
舌乳頭といわれるブツブツの突起物は下の部位によって更に名称があり、全部で4種類に分かれています。
- 糸状乳頭
- 茸状乳頭
- 有郭乳頭
- 葉状乳頭
この4つの中の1つ、糸状乳頭という舌乳頭は舌の中央部に存在し、口内の細菌環境が悪くなると防御反応として角化してしまい、分厚くなろうとしたり細菌の死骸を取り込んでしまうので、この変化によって肉眼でわかるほど白くなるんです。
これが舌苔(ぜったい)です。
元々、糸状乳頭は舌中央部に絨毯の様に存在している為に性質として口の中の汚れや色素を付着させやすくなっています。
例えば子供の頃にかき氷を食べた後、舌の色がシロップの色によって青くなったり黄色くなってりして友達と見せ合ったなんて事ありませんでしたか?
コーヒーを飲んだ後なんかも舌が茶色くなったりしますよね?
それらは糸状乳頭の元々の性質上仕方ない事でもある訳ですね。
改善方法は?
舌苔を改善するために様々な商品が発売されています。
舌ケア用のクリーニングジェルや舌専用のブラシなど市場にはたくさん出回ってますよね。
ですが、そういった商品に頼る前に最初に初めてほしい事はもっと簡単な事です。
よく噛んで食べる
まず、ご飯を意識してゆっくりよく噛んで食べてみてください。
たったそれだけです。
ですが、これだけでも結構効果があります。
というか私はこれで舌苔が改善しました。
私は睡眠中の口呼吸によりドライマウスでもあります。
マスクをして寝たり舌ブラシも使いましたが一向によくならならず諦めていたのに、よく噛んで食べる事を意識しただけで舌が健康なピンクを取り戻すことが出来んたんです。
唾液を出す
舌が白くなるのは口内環境が悪い証拠です。
通常通り口内の細菌のバランスが安定していれば問題ないですが、主に生活環境や薬の服用によって口内の細菌バランスが崩れると舌苔が発生します。
その細菌バランスを保つのにかかせないのが唾液です。
よく噛んで食べるだけで唾液はたくさんでます。
唾液が出れば口内の雑菌を増やさない様に殺菌してくれるのです。
- 唾液を出す他の簡単な方法
梅干しを食べる
舌を口内で回すなど舌の運動をする
ガムは噛んでるだけで唾液が分泌されますし、梅干しは想像するだけで唾液を分泌させる効果があります。
舌の運動も同じく唾液腺を刺激して唾液を分泌してくれるので、暇な時に簡単に出来ますよね?
唾液の効果
唾液が多いという事は様々な効果をもたらしてくれます。
唾液が多いか少ないかは口内の細菌バランスを左右するので、口臭の強さや虫歯や歯周病といった問題にも大きく影響します。
虫歯や歯周病は口の中の問題だけで済まなくなる事もあるので、唾液が多いという事は健康に生活するためにとても重要です。
改善しない場合
舌は健康のパロメーターとも言われています。
消化器官や他の臓器に問題がある場合にも舌の色が変化する場合があります。
その中で一番可能性としてあがるのは胃腸です。
胃腸とは粘膜で繋がっているために、そちらで異常が出ると舌にも異常が出るんです。
実際に私も胃腸が弱く、よく体調を崩してしまいがちです。
その上、早食いでよく噛んで食べないという食事の仕方だった事が大きく関係していたのか、細かくなっていない食品が胃にいくのは消化する上で非常に負担になるので、それが改善されたのも大きかったのかもしれません。
私の場合は食べ方を変えるだけで何ヶ月も治らなかった舌苔が数日で改善されましたが、食事方法や食生活を変えて唾液量を増やし、更に舌磨きや口腔保湿ジェル等を塗っても何をしても改善が見られない場合は臓器や消化器官などの病気を疑ってみるべきかもしれません。
まとめ
舌が白い状態を改善するには唾液を多く出す事。
よく噛んで食べたり唾液を分泌させる食べ物を食べて普段から唾液を多く分泌するよう意識してください。
他にも舌ブラシやドライマウスの場合はマスクをつけたり舌を保湿してくれるジェルなどを寝る前に使用してみる等もあります。
それらを心がけても変化がない場合は消化器系や臓器の病気などの疑いも出てきます。
その場合は一度口腔外科を受診してお医者さんに自分の口内環境がどういう状態かなど相談してみましょう。
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